ロリコン・ショタコン・ボーイズラブの発生史をやさしく解説♪【みるくの文化雑学】
ロリコン・ショタコン・ボーイズラブの発生史をやさしく解説♪【みるくの文化雑学】
ちょっぴりマニアックな日本の言葉たちの歴史を、ドジっ娘メイドのみるくがやさしくご案内しますっ☕
ご主人さま、知ってましたか?「ロリコン」って文学が語源なんです!
あのですねっ、「ロリコン」っていう言葉、実はもともと英語の小説『ロリータ(Lolita)』から来ているんです。1955年にウラジーミル・ナボコフという作家が書いた小説で、12歳の少女ロリータに恋する男性の物語なんです💦
日本では1970年代後半ごろにこの小説や映画が話題になって、「ロリータ・コンプレックス」=「ロリコン」という言葉が略されて広まったのです。
でも当時の日本では、いまの「可愛い少女好き」というよりも、もっと文学的・心理学的なニュアンスで使われていました。80年代以降にアニメや漫画文化と結びついて、今のような“オタク用語”として定着していきます。
では「ショタコン」は? 実は鉄人28号の正太郎くんがルーツ!
そうなんですっ! 「ショタコン」は「正太郎コンプレックス」の略語といわれていて、鉄人28号の主人公・金田正太郎くん(1950年代のキャラ)から生まれた言葉なんです。
1980年代に入ると女性向け同人誌の世界で「可愛い少年キャラ」に惹かれる表現として広がり、「ショタコン(ショタ好き)」という文化が定着しました。
つまり「ロリコン」は男性側の嗜好語から、そして「ショタコン」は女性側の創作・愛好文化から生まれたという違いがあるんですっ。
「ボーイズラブ」は“商業的成功”から生まれた文化用語
1970年代にはすでに『やおい(YA-O-I)』という言葉が存在していました。これは同人誌界隈で「山なし、落ちなし、意味なし」という略語から派生した言葉で、少年同士の恋愛を描く創作ジャンルを指していました。
1980〜90年代になると、このジャンルが商業誌として成功し始め、「ボーイズラブ(BL)」という呼び方が出版社主導で使われるようになりました。
やおい → 同人文化の中での創作表現、ボーイズラブ → 商業化されたジャンル、と区別されることもありますね。
まとめ:「言葉」は時代を映す鏡なのです☕
みるく的に言うと、「ロリコン」「ショタコン」「ボーイズラブ」はぜんぶ、“時代の流れとともに意味が変わり続けてきた言葉”なんです。
どれも最初は心理学的・文学的な表現やファン文化の中から生まれて、やがて日本のサブカルチャーを象徴する言葉に進化しました。
うっかりドジっちゃうみるくでも、こういう歴史を知ると、なんだか文化の奥深さを感じちゃうのです〜♡


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