10月28日は「速記記念日」――人間はどこまで速く言葉を記録できるのか
みなさん、こんにちは。暦理沙です。
10月28日は「速記記念日」です。
速記と聞いて、「ものすごい速さで文字を書く技術でしょう」と片づけた方。少々認識が雑ですね。速記とは単純に手を高速で動かす競技ではありません。人間の発話という連続的な情報を、限られた時間内で効率よく記号へ変換する、立派な情報処理技術なのです。
日本における近代的な速記の始まりとして知られるのが、1882年10月28日、田鎖綱紀が東京で開いた速記法の講習会です。田鎖は日本語に適した速記法を考案し、「日本速記術の祖」とも呼ばれています。この日にちなみ、10月28日が速記記念日となりました。
通常の日本語表記では、発話された言葉を漢字や仮名へ変換して書かなければなりません。しかし速記では、音や語句を簡略化した符号によって記録します。
情報科学的に言えば、これは一種の符号化です。
頻出する音や言葉を少ない筆記動作で表現すれば、単位時間あたりに記録できる情報量を増やせます。つまり「手を速く動かす」のではなく、「一つの情報を記録するために必要な動作量を減らす」。こちらの発想のほうが本質的です。
現代では録音や音声認識がありますが、国会などでは現在も速記をルーツとする会議録作成の技術が受け継がれています。百年以上前の技術だからといって、単純に古いと切り捨ててはいけません。
……ところで先ほど、受講生から「先生ならデート中の会話も全部速記できそうですね」と言われました。
なぜ私がデートをする前提なのですか。
仮にですよ。仮に二人で食事をしていて、相手が突然「今日は会えてうれしかった」と発言した場合でも、私は冷静に音声情報を符号化して……。
……待ってください。
二人で食事?
会えてうれしい?
その後、「また二人で会いませんか」とか言われたら……次回観測日時の提案、つまりこれは時系列データの継続取得であって、デ、デートの約束では……。
そもそもそんな状況を想定する統計的根拠がありません! 私の私生活を勝手にモデル化しないでください。もう!
……失礼しました。
速記の歴史をたどると、人間が昔から「情報を正確に、速く残す」ことに知恵を絞ってきたことが分かります。便利な録音機器がある時代だからこそ、記録という行為そのものについて考えてみるのも面白いでしょう。
次回までに「記録」と「記憶」の違いについて各自整理しておいてください。以上、本日の講義を終了します。
追記
この記事を含め、当ブログのカテゴリー『今日は何の日』の記事は、生成AIを活用しております。AIはハルシネーションを起こすことがあります。また、私個人の調査ミスなどにより誤った内容を書いてしまっている箇所があるかもしれません。この記事で書かれていることについての最新情報などは、念のため公式サイトなどをご確認いただくことをおすすめします。

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